131. ページ44
ポツポツと、話し始めた私の話を
2人は何も言わず、うんうん、と聞いてくれた。
蛙水「頑張ったわね」
梅雨ちゃんは頭を撫でてくれた。
麗日「話してくれてありがとう」
お茶子は背中を摩ってくれた。
蛙水「Aちゃんのペースで考えたらいいんじゃないかしら」
麗日「うん。うちらはAちゃんの気持ちを尊重するよ」
『……うん、ありがとう』
誰も、かっちゃんを
��ひどいね��とか��最低��とか言わない。
だって、
麗日「部外者やからそんな大層なこと言えないんだけど
きっと、爆豪くんの隠し事は
自分を守るための隠し事じゃなくて、
Aちゃんを想った隠し事なんじゃって思う」
そうなの…。
かっちゃんは今まで見栄は貼ったことあっても
嘘をついたことが1度もない。
私を守るための嘘しか、ついたことない。
蛙水「私もそう思うわ。
爆豪ちゃんは誰よりもAちゃんのことが大切だって
私たちにも伝わるくらいだもの」
それは、私にもわかる。
1番近くにいるんだもん…。
『……でも、だったら隠し事して欲しくなかった』
だからこそ、隠し事されていた事がショックなんだ。
麗日「そうやね。懲らしめたらええよ。」
『…どうやって？』
麗日「たくさん時間かけるんやよ。
轟くんとか、桜王子とかで妬かせるとか考えちゃアカンよ」
『……そんなことしないよ』
お茶子がいたずらっ子な顔をした。
麗日「Aちゃんが納得するまで時間かけて考えればいいんやよ」
蛙水「そうね。たくさん時間かけて懲らしめたらいいわ」
『…うん。ありがとう、2人とも』
ちょっと元気出た。
蛙水「Aちゃんも、爆豪ちゃんも、
どっちもお互いが大切なのは見ててわかるから。
きっと時間が経てば大丈夫よ。」
そう、だね…。
離れるとか、マイナスな意味で距離を取りたいわけじゃない。
信じる時間が欲しくて、距離を置きたい。
前向きに考えて、距離を置きたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 313人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りさ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (7月17日 13時) (
レス) @page50 id: abbef9466e (このIDを非表示/違反報告)
あいなん - さりげなくかっちゃんがちゃんと彼氏してるのがいいです！！そして、実は轟くんと主人公ちゃんとの絡みも好きです！！今後の3章も楽しみしてます！！！ (2023年4月8日 13時) (レス) @page9 id: 22df992226 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カレン
| 作成日時：2023年4月8日 13時
