絶対正義主義転校生２【リボーン】 (ページ50)

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真相ページ50

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『....見たかったな。..雲雀さんの勝負』

白い天井を見てむッ、となる蘭。

『...ゔぅぅ...』

しばらく唸り続けた蘭は、ふとあることを思い出した。

暇なのでシスターからもらった紙束を見ようと思ったのだ。

『....えっと、なにがあるんだろ..』

一族がしてきたこと。それが気になったのだ。

【やっと見つけたのだ、我らとは違う純血の子供を。墓石にある名前を見る限りこの子供二人は先祖エルの実子であり双子と思われる。ただちに四十八代目の娘の力で命を与え蘇らせることにした。試しに、男児を蘇らせた。目覚めるのに時間はかかったが動くようにもなったし話すようにもなった。】

『待て....待て待て待て.......ッ！！』

蘭は一枚目を読んで絶句し、待てと連呼した。

『...は.....？..』

【男児の名前をブランカ・ブリザードから桜井歩十に変更した。血はそっくりそのまま引き継いでいるが、残念なことに能力は無いに等しいものだった。数年後に女児を蘇らせることに成功した。我々一族が望んだ絶対能力者であった。この女児の名前をイダーリ・ブリザードから桜井彼岸に変更した。彼らの記憶を操作し我々の子供とし、花から生まれたという記憶を埋めつけた。彼岸の能力は完璧なものだということが分かった。現在の初期才能力では手に取る能力だった。これから進化させていくことを全力とする。無才である歩十は貴重な血なので残しておくことにする】

『....信じられないよ....私達が..先祖の子供で......』

蘭は首にかかる兄の血を握りそう言う。

だが同時に彼女は信じてしまいそうだった。

なぜなら母代わり(・・・)の能力は与える能力。

紙に書かれている通りならありえるのだ。

それに彼女は疑問に思ったことがいくつかあった。

四歳からの記憶しかないのだ。それにいくら兄妹でも顔が似すぎている。

そしてもっと疑問だったもの。それは

大切な子供としての扱いを受けていなかった

【歩十に知られてしまった。殺すことにする。だが、彼岸が歩十の事を好いているためなかなか殺すことができない。おおがかりな記憶操作で四十八代目の娘も寝込んでいる。しばらくは口止めで抑えるしかない。彼岸が近所の子供を好いているようだ。四十八代目の娘の婿が嫌悪していた。なんとも名家、雲雀家の人間のようだ。】

『..信じるしかないのか、....』

──※

続編ですね。リンク作りますね。