強さ ページ46
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「あぁ...かっこいいなぁ」
『ホント、幸せですね』
彼に頼まれなければ私はきっと貴方に与えてないですよ。
まったく...。
「六道骸...どこかで聞いた名だと思ったが思い出したよ」
「確か一月程前だ。
「そいつの名が六道骸。」
「なぁ！！」
「ま...ッまた脱走したの──！！？」
そんなに、驚くものなんですか？
逃げようと思ったら逃げれませんか？
「どうせ、簡単なんて考えてるよな...。あそこ、鉄壁って呼ばれてて逃げられへんねん。」
「けど、骸さんはぁ....！」
斧、持ってくるの忘れたな。
「だが脱走は失敗に終わったはず。更に脱走の困難は光も音も届かない最下層の牢獄に打ち込まれたと聞いたよ」
途端、隣で悲しげな顔をする黒曜の面子。
「ボンゴレが誇る特殊暗殺部隊ヴァリアーの情報網も、たかが知れてますね」
「現に僕はここに在る」
彼は、特別な存在なんだろうな...。
見たことはないけれど彼の右目はすごいらしい。
「面倒くさい奴だなぁ。いいよはっきりさせよう。君は女についた幻覚だろ」
「おや」
リアリティが増した吹雪だ......。
少し寒さを感じる。
「幻覚でできた術士に負けてあげるほど僕はおひと好しじゃないんだ」
彼は、赤ん坊が繰り出した吹雪の幻覚によって全身が氷漬けになった。
...、ということは私は幻覚にかかってるのか。
「見ててみ、こっから...凄いから」
雲雀さんを倒した彼の強さ。垣間見れるとは、楽しみです。
──※
久々に占ツクの編集画面見た気がする。
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作者名：憂鬱 | 作成日時：2019年3月10日 22時
