中盤 ページ43
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「あいつもアルコバレーノ！？」
「ああ...奴も最強の赤ん坊
「藍色のおしゃぶりのバイパーりアルコバレーノ一のサイキック能力をもつとも言われている術士だ」
..なんか、本当に赤ん坊なのか疑いたいレベルなんですが
『....サイキッカーに勝てるんですかね』
「...黙って見ててや..」
彼女は三叉槍を振り下げて攻撃するもひらりとかわされた。
途端、
『蛇...？』
「む、骸の
効いてるように見えてたけれどそんなこともなかった。
赤ん坊は蛇を吹き飛ばしていた。
「！」
「な...」
『..ソワソワしないでもらえますか』
「うるさいなぁ...」
再び三叉槍を上で回し地面に叩きつけた。
すると無数の火柱がフィールド全体に起こった。
『よくできてますね』
「ほんまに、うるさいなぁ！」
隣でうるさいのが怒ってますね
「確かに君の幻覚は一級品だ。一瞬でも火柱にリアリティを感じれば焼けこげてしまうほどに」
「ゆえに弱点もまた幻覚！！！」
無数の火柱は全て凍り、氷柱になった。
『...さすが、幻覚への耐性を与えないとこればかりは掛かりそうですね』
「信じてないくせによく言うわ」
本当にうるさいな、ツダ。
「幻術とは人の知覚、すなわち五感を司る脳を支配するということ」
「術士の能力が高ければ高いほど支配力は強く術にかかる確率も高まりより、
「そして術士にとって幻術を幻術で返されるということは」
「知覚のコントロール権を完全に奪われたことを示している」
まずいんじゃないんですかね、これ。
でも、ツダは誇ったようなムカつく顔をしてる。
どうなるんだろう。
「どうだい？忌まわしきアルコバレーノの力は」
「さぁ君の正体を暴こうじゃないか」
地面に叩きつけられた彼女。すると彼女は自分の弱みを隠すように武器を抱えた。
『なんですかあれ、武器が弱点なんですか』
「...残念ながらね」
「ダメ..ダメ──！！」
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作者名：憂鬱 | 作成日時：2019年3月10日 22時
