探せ ページ33
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ように見えた。
蘭は大きな声を上げ泣いた
蘭の能力の枷が外れた。考えなくとも自然に
傷口は塞がっていった。
『私がぁッ、ああぁっ』
「！！...今、頭をッ」
『うう、...私は、間違ってなん、かぁッ』
嗚咽を交えながら何かを話す蘭。
「....間違ってはない！！正義は人それぞれやと思う！！」
『ううあぁっ』
「やけど、人を殺すのが復讐すんのが正義とちゃう！！」
『あああぁぁあぁっ！！』
泣いている蘭にただ叫んでオオヌマは言う。
観覧席にいる人間も、どういう顔をしたらいいかわからなくなる
オオヌマは立ち上がり蘭の真隣にまで来て
頭を掴み起き上がらせた。
『ううッ、うぁああぁっ、おにいちゃぁぁッ！！』
「うるっさいな！！お前なりの正義を見つけろ！！お前の今の正義は父親が押し付けたもんやろ！！」
「兄の仇打ったんやろ？！やったらもうええやろ！それでもいらんねんやったら」
「自分の価値観を、正義を探せやバカ！！！！」
オオヌマは守護者の座をかけての戦いをしたいがため、
蘭をもとに戻し、戦えるまでの強さを引き出そうと
正義をさがさせた。
『う、...ッ、......』
「ウチが今からお前を蹴飛ばす。ええな？そん時正義を探せ。そんでお前なりの正義でウチを殺しに来るんや！やるからなッ！！」
その時、オオヌマは力強く蘭を瓦礫と化した校舎に蹴飛ばした。
人並み外れた脚力で蹴られたため瓦礫に蘭は埋まった。
「はよ来い！！...小泉！！！」
──＊
なんか、初期案のオオヌマと全然違うなぁ..
まな板って言われていじられるキャラだったのに
男らしいッ...
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作者名：憂鬱 | 作成日時：2019年3月10日 22時
