絶対正義主義転校生２【リボーン】 (ページ25)

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遡りページ25

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遡ること十年前──

『う、うう...』

当時八歳の蘭ことは彼岸である私は父から厳しい修行を受けていた

五歳という小さな体でも立派に、竹刀を持ち頑張る姿は母も微笑んでいたと思う。

毎日毎日、怪我を増やし続けながら強くなった私。

「よく頑張ったな、彼岸。」

『うん...私がんばった！』

縁側で優しく私の頭を撫でる父こと戦場ヶ原創(はじめ)

「彼岸、お疲れ様」

後ろからお盆に乗せて水を運ぶ母こと桜井俐生(りう)

『えへへ...じゃあ遊びに行ってくる！』

「ちょっと、ひとりでどこに行くの？」

『ひとりじゃないよ！お兄ちゃんと遊ぶの！』

私は兄が大好きだった。だが一族は兄を嫌っていた。

「お、彼岸！終わったのか？」

『うん！』

一つ上の兄、桜井歩十(あると)は

私と瓜二つの容姿だった。だけど一つ違う点があった。

兄の目は黒かった。

『お兄ちゃん、今日はどこで遊ぶの？』

「今日はなぁ一緒にキョーヤと遊ぼーぜ！」

『？..きょーやって誰？』

「あー、そっか。まだ教えてないもんな！じゃあ行こうぜ！」

『わっ！』

赤岩(後の桜井)一族で唯一能力を持たない兄は一族から毛嫌いされていた。

だが、私と雲雀さんだけは違った。

──＊

前髪がまゆより上でタレ目。

髪は短く横髪は内ハネ。後ろ髪は外ハネ。

灰色っぽいセーターを着てるのがいいな..蘭..は

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