【57】マヨネーズで描くのは、わちゃわちゃのあとで ページ7
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相葉「あっ、なになに！リーダーいーの食べてる！！」
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わざとらしく溜息をついてツナ缶を机の上にタヌキが置いた瞬間、大野くんはサッとそれをとって、パキンと蓋をあけた。
「あ」、と呟く間もなく、居た堪れなくなっているわたしと、何か良い事でもあったのか聞きたくなるくらい笑顔のタヌキの横を抜けて、相葉くんの声が飛ぶ。
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松本「え？これ？これを、かけんの？」
大野「(´･∀･`)ｳﾝ」
二宮「嘘でしょ？この時間からこれ食うの？ 勇気あんな〜…勇気あるわ〜…」
相葉「あっ、リーダー先にマヨネーズ混ぜちゃう派？ あとからかけちゃう派？」
大野「どっちもやな」
相葉「じゃあじゃあ俺がマヨネーズで描いたげるー♥」
二宮「描くって何をだよ(笑)」
松本「こう…あれじゃないの？ バーッってさ。格子状にしないの？」
相葉「折角だから、ハートとか★とかしようよ！ あ、嵐マーク書いちゃう？！」
櫻井「いや、それかけすぎでしょ。 マヨネーズの味しかしないじゃん(笑)」
相葉「えー、じゃあ何がいい？」
二宮「大野のオー。はい、きまりー」
相葉「なんで？！つまんないじゃん！」
松本「逆に相葉くんがつまらなくないのって何があんの(笑)」
相葉「智、LOVE♥的な？！」
大野「(´･∀･`)」←ﾔﾀﾞ、とか思ってる
櫻井「やめて！やめてあげてー！！ ご飯とツナ…じゃなかった、カツオフレークに対してどんだけマヨネーズ使う気？！ やめてあげてー！」
相葉「え〜？！いや？リーダー、いや？なんで！？」
松本「いや、なんでもなにもないでしょ(笑) 俺だって嫌だかんね(笑)」
二宮「ほら、大野さんもうシーチキンにも、マヨネーズかけてまぜまぜしてんじゃん。そんなマヨネーズばっかいらないんですって。 ていうかそれもう、ツナマヨ丼……じゃなくてシーチキン丼じゃなくて、マヨネーズ丼ですよ。言うならば」
相葉「わかった、大野のオーね…」
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わちゃわちゃと楽しそうにして(合間にちょいちょいわたしへの嫌味をタヌキと子狸が含みながら)。
それでもマヨネーズを話さなかった相葉くんが、ご飯の上にもったツナ…じゃなくて、シーチキンの上にマヨネーズをかけた。
…………んだけれど。
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二宮「相葉さん？」
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子狸が溜息交じりに「大野のオーつったらアルファベットでしょうよ。普通さぁ」と、平仮名で「お」と書かれたマヨネーズをみて、そう呟いた。
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作者名：１２（とうふ）
| 作成日時：2013年11月29日 2時
