Angel47 ページ47
花火が終わったあと
暗いから送ってくと言った大 貴くん
二人で花火の余韻に浸った
「すごく綺麗だったねー」
「ま、Aちゃんの横顔の方が綺麗だったけど」
なんて、ドヤ顔で言ってくるけどそれは面白くて笑ってしまった
そんな私に
「こらっ、笑うなし…
そこは照れるところだろ?」
私たちはまた手をぎゅっと繋いで家へ向かった
「ご飯とか色々ありがとう」
「こういうのは男のやることだからね
任せてよ!頼りにしてくれていいから笑」
偉そうに威張るフリをする
またそれも面白くて
「大 貴くんって本当に面白い」
笑いすぎてお腹が痛い
私がゲラゲラ笑っている間に私の家に到着
なんか寂しいななんて思ったりして
「ねぇ…大 貴……くん…
ギュってして?」
なんか、寂しくて…手にある温もりだけじゃ足りなくて
お願いしてみる
大 貴くんは目を真ん丸に開けて驚いていた
こういうお願い初めてだからね
私も恥ずかしいよ
少しの間が流れる
そして大 貴くんは私に近づき包むように抱きしめた
「もーさ…可愛すぎ…
帰せなくなるじゃん…」
ギュッと抱きしめ耳元で話す
「ダメ……大 貴くん
好き…」
大 貴くんの胸の中で呟くとそれに反応して
「俺は大好き」
って私の言葉以上の言葉で返してくれる
名残惜しい大 貴くんの温もり
気持ちを抑えながら玄関から大 貴くんを見送った
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作者名:紫Rin | 作成日時:2017年5月24日 23時