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｢予想通り散らかってますね｣
その後三人で外食をし
ロベルトと途中で別れて二人は平賀の家に到着した。そして、冒頭の発言はAが部屋に踏み込んだ時の最初の言葉だった。
｢散らかっているのは認めます。でも、Aは綺麗に片付けられた部屋よりこちらの方が落ち着くのでしょう？｣
｢まあ、そうですけど…。
シャワーからお帰りない。髪を乾かしましょう｣
そう言って椅子から立ち上がると平賀をソファーに促して自分はドライヤーをとってくる。すっかりこの家の間取りと物の位置を把握したようだ。
｢ありがとうございます。Aは髪の毛を乾かさないのですか？｣
｢私は自然乾燥でいいです。どうもドライヤーの人工的な風が苦手で｣
Aは濡れたシルバーブロンドを無造作に丸めて、額にかかった一筋を後ろへ払った。さあ、開始ですと片手にドライヤーを持ち平賀の髪をすくう。
静かな夜に遠くで12時の鐘が鳴った。
｢ねぇ｣
呼ばれて振り返るとAは後ろから平賀の首に腕をまわす。鼻先がくっつきそうなほど近く、彼の淡いブルーの瞳と視線がぶつかった。
｢一時間20分前にあった彼｣
｢ロベルトですか？彼がどうしました？｣
｢……彼にも気をつけてください。
あなたは彼に気を許しすぎています｣
酷く鋭い視線だった。
目がそらせないほど魅力的で絶対的な何かが瞳の奥で潜んでいた。従わなければ、と平賀は思った。それを本能というべきか分からない。しかし、平賀は支配されるようなその感覚が嫌いではなかった。
｢彼は限りなくアルファに近いベータなのです。
……何かあったら遅いのですよ。それは平賀も知っているでしょう？｣
｢……はい｣
しっかりと頷いたのを見届けてAの視線の鋭さは一気に緩んだ。悲しそうに微笑んで続けて言う。
｢平賀、あなたは私と違って正常なオメガなのですから＿＿＿＿＿｣
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砂雅(プロフ) - 霧彗トァンさん» 楽しみにしていてください♪ (2017年8月10日 8時) (
レス) id: 0bfe8e7994 (このIDを非表示/違反報告)
霧彗トァン - 更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年8月9日 23時) (レス) id: a414c3ef52 (このIDを非表示/違反報告)
あんばーる - うぉぉ(*´∀｀)ジュリア様のようですね。 (2017年8月5日 3時) (レス) id: 212817a7b3 (このIDを非表示/違反報告)
砂雅(プロフ) - あんばーるさん» そうですね。皆様にもはやく気づいてほしいです。ちなみにロベルトから夢主様は天使に見えますが、設定として夢主様はけっこうな魔性です。人は見た目に騙されてはいけませんね…なんて♪ (2017年8月2日 7時) (レス) id: 0bfe8e7994 (このIDを非表示/違反報告)
あんばーる - アニメ化したとはいえ、マイナーですからねぇ…皆の衆!!魅力に気付くのが遅いぞ！と思っとりますｗロベさんにとっては平賀と主人公どっちも天使なんですね(っ´ω`c) (2017年8月2日 2時) (レス) id: 212817a7b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂雅 | 作成日時：2017年7月29日 0時
