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さそう ページ33

Aside







明日花火大会









そんなチラシが





たくさんはられてた









ケータイを取り出して









じっと考える









A「…………」









画面をゆっくりタッチして






耳にケータイを当てる








プルルルルル プルルルルルル









プルルルルルル プルルルルルル









A「あ、あの。」









隆『はい。?』









A「久しぶり!…………あのさ」









隆『どうしたん?』









声が震える








A「花火大会。…………一緒に行かない?」









隆『………………………………。』









何も返ってこない









亮のことを忘れるために。








亮のことを記憶から消すために。









A「…………いや、かな。」









隆『もう、ええん?。…………』






そう返ってきた








A「…………うん。」






涙が出そうで、声が震える



隆『…………わかった!!…浴衣着てきーや!』







明るい声で隆平がそう言った









A「あ、…ありがとう。」









電話を切る









なんでだろう。







なんで、泣いてるの。








__________もう、ええん?。









隆平のあの言葉は、









すごく胸が痛くなった

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作者名:みどりんこ | 作成日時:2017年4月5日 21時

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