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笑顔 ページ12

亮side









観覧車の一番上に来てる









A「あのね、」







亮「うん、」









A「おじいちゃんの言ってること嘘だよ」









亮「え?」








A「おじいちゃん元気だし。…ずっと前から寿命長くないって言ってるし」









亮「嘘じゃないかもしれへんやん死んじゃうかもしれへん。」









A「そんなふうに見えた?」







亮「人っていつ死ぬか分からんねやから、」









A「おじいちゃんは、死なないよ。まだまだ」









涙目になってる









Aは、傷ついていた。









亮「…………」









俺がおじいちゃんが死ぬとか言うから









A「最低だよ。」









亮「ごめん。」









Aの笑顔が消えた時







いつも俺からサッと一瞬にして離れて行っちゃう気がする









距離が縮まっても、俺の不器用さで離されてしまう
糸。

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作者名:みどりんこ | 作成日時:2017年4月5日 21時

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