56日目 ページ9
奏多side
何とか元の状態に戻して皆のところへ戻ると、奏多〜！と芦戸が抱き付いてきた。
なかなかの力で。
芦戸「大丈夫！？体調悪いの！？」
『あ、大丈夫なんだけど………ごめん、苦しいかな』
そう云うと、ごめん！と物凄い勢いで離れた。
………元気良いな。
まぁいいけど、と切り直し、芦戸の記憶を読む。
もうこの場に居ない四人は既に準備に向かったらしい。
…見られた？
そう思い、顔が青くなっているのを感じていると、肩を叩かれる。
『谷崎さん』
谷崎「細雪で見られないようにしたから安心して？」
耳元で云われ、なら安心だと息を吐く。
内容も内容だし……姿もあれだったから焦った………。
すると、奏多？と芦戸に顔を覗き込まれ、何でもないよ、と返すと対戦が始まった。
ヒーローチームの緑谷&麗日。敵チームの爆豪&飯田。
…………うっわぁ…。
『揉めるなこれ』
轟「そうなのか？」
『うん。そうだなぁ……予測すれば…建物は半壊くらい！』
切島「え、それヤバくね？」
『え、爆豪だよ？』
そんくらいやるでしょ、と首を傾げれば轟以外のその場の全員が苦笑いを浮かべた。
うん。爆豪だもん。
うわ、楽しみ。
『与謝野さん。間違いなく怪我人出るよ』
与謝野「お、本当かい？」
『うん。重症一名』
後は軽傷かな、と怪我の具合を予想する。
すると、それは兎も角！と芦戸が首にガッチリ抱き付いてきた。
芦戸「奏多さっきのカッコ良かったぁ〜！！」
『ぐっ……！？あ、しど…ちょっ！』
芦戸「奏多男の子だったら惚れてるよ〜」
『うぅっ………ぐるじっ…！』
芦戸の腕に手を置いて離そうとしていると、探偵社の面々は気付いてる癖に助けようと動かない。
否、動こうとしてる三人を太宰さんが面白がって行かせてないっていうのが正しい。
あ、やべ。何か天使が見える。
ぼやーっと焦点の合わない目をして上を眺める。
砂糖「あ！おい芦戸！四十万死にかけてんぞ！！」
芦戸「え？って、うわぁぁぁ！！ホントだ！奏多大丈夫！？」
『あ、何か川見える』
砂糖「それ渡っちゃいけねぇやつだから戻ってこい！」
太宰さん、アンタこの川見たことあるのかな。
．
『……はっ！』
轟「お、帰ってきた」
『………轟』
轟「何だ？」
『石積んでる子供と服剥いでる老婆がいた』
轟「三途の川見えてたんだな」
．
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儚奈(プロフ) - いまづきさん» ありがとうございます！読んで頂けて嬉しいです(о´∀`о) 亀更新でも、なるべく皆さんの期待に沿って書いていきたいと思うので、気長に待ってくだされば嬉しいです……！ (2018年10月21日 20時) (
レス) id: 941560be5a (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - うわぁぁぁ続きが気になります！再新頑張ってください(p`･ω･´q) (2018年10月21日 20時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 福永あゆりさん» ありがとうございます(о´∀`о) (2018年8月13日 11時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
福永あゆり(プロフ) - いつでも、楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2018年8月13日 11時) (レス) id: 2e289ba634 (このIDを非表示/違反報告)
儚奈(プロフ) - 福永あゆりさん» 読んでくださりありがとうございます！ そう言って頂けて嬉しいです(*´∀｀*) 更新が遅くなってしまうでしょうが、今後も宜しくお願いしますm(__)m (2018年8月13日 11時) (レス) id: f32876694e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：儚奈 | 作成日時：2018年7月15日 16時
