3-22.悪巧エレクトリック！ ページ45
アズール「さてと……。」
ガチャガチャ……。ギィ〜……。
デュース「あれは……俺たちと交わした契約書！」
エース「やっぱ金庫にしまってたんだ。」
アズール「１枚、２枚、３枚……フフフフ……。」
グリム「アイツ、札束数えるみたいに契約書数えてニヤニヤしてるんだゾ。」
ジャック「陰湿な趣味だな……。」
アズール「…ふぅ。そろそろ戻りますかね。」
ギィ〜……バタン！ガチャガチャ……。
コツコツコツ……。
「「………………フゥ〜。」」
グリム「もう少しで見つかるところだったんだゾ。」
ジャック「…待て！見ろ、テーブルの上に１枚契約書が置きっぱなしになってるぞ。」
エース「マジか、ラッキ〜♪ 拝借して、破けるかどうか試してみようぜ。」
グリム「アズールのヤツ、いがいとおっちょこちょいなんだゾ。
どれどれ………。」
ビリビリビリビリビリビリ！！！
「「あばばばばばばばばばばばば！！！！！！！」」
デュース「ダババババババ！」
グリム「ビャアアアア！カラダがシビレるんだゾォオ〜〜。」
ユウ「ワレワレハウチュウジンダ〜」
A「……何やってんの？」
フロイド「アハハハハハハハ！！！」
アズール「おやおや。電気ナマズの攻撃でもくらったかのように震えて……。
無様ですねぇ、みなさん。」
ジャック「テメェら、気づいてたのか！」
アズール「当たり前でしょう。机の下から丸見えでしたよ、そのフサフサの尻尾がね。
どうやら君たちは契約書を盗もうとしていたようですが……
実は、僕以外が触れると電流が流れる仕組みになっているんです。残念でしたね。」
エース「そ、そこまでするか！？」
アズール「言ったでしょう？僕の契約書は絶対に破くことは出来ないと。」
フロイド「アハハハ！こいつらバカじゃん！！
何で結果が分かりきってんのに挑んでくんの？」
ジェイド「クスッ。フロイド。そんなに笑ってはかわいそうですよ。
彼らなりに、無い知恵を絞って頑張っているんですから。フフフッ。」
エース・A「めっちゃ腹立つ。」
アズール「大事なものを盗もうとする悪い子にはお仕置きが必要ですね。」
ジェイド「二度とこんなことを考えないようにしっかり躾けなくては。」
フロイド「今回は、ハナゴイちゃんいるじゃん。あはは！
順番にゆーっくり絞めたげるからねぇ。」
A「ひっ！」
ジャック「くっ……来るぞ、お前ら！」
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作者名：お花畑 | 作成日時：2023年4月4日 2時
