3-7.標的モニタリング！ ページ16
━━ ２Ｆ - 外廊下 ━━
ジャック「さて、早速アズールを監視しにきたわけだが……」
ユウ「来てくれるとは思わなかった」
A「堂々と歩いても怒られないなんて……！！」
ジャック「学園長直々の命令なんだ。サボリも大目に見てくれるだろ。
それに、負けっぱなしは気にくわねぇ。
アズールの強さの秘密を知れるなら俺も知っておきたいからな。」
━━ 講堂 ━━
１限目 音楽
アズール「ラ〜ラララ〜ララララ〜♪」
ジャック「アイツ、やたら歌がうめぇな。」
━━ 教室 ━━
２限目「動物言語学」
アズール「オ゛アァ〜〜オ゛ァッ。ブナッ。フシャルル！」
ルチウス「オ゛アァ〜〜……ホワッ。」
アズール「うんうん、なるほど。
ルチウスさんが言うには、トレイン先生が前回オヤツを与えてくれたのは３時間前です。」
トレイン「さすがだなアーシェングロット。正解だ。」
ジャック「動物言語を理解できるだけでなく自分でしゃべることもできるのか。」
━━ 魔法薬学室 ━━
３限目 魔法薬学
アズール「シロイルカの歯、そしてチョウザメの卵オーロラ蛾の鱗粉、人魚の涙
それから１２０種の薬草をブレンドしたエキスを加え……」
ボボン！
アズール「完成しました！この薬を飲めば、体の一部を別の動物に変えることが可能です。」
クルーウェル「グッボーイ！ これは３年生の学年末試験レベルの調合だぞ。
ほかの仔犬どももアーシェングロットを見習うように。」
ジャック「難しい魔法薬の調合も完璧……っと。」
A「クルーウェル先生に褒めてもらえるなんて...！ｸｯ!」
━━ 大食堂 ━━
アズール「さて、今日のランチはイカスミパスタにしましょうか。おっと、きちんと野菜も取らなくては。
炭水化物ばかりでは、栄養が偏りますし……。
なにより、太りますから。」
ジャック「アズールの奴、まさに完全無欠の優等生って感じだな。」
A「オラウータンてやつか」
ユウ「オールラウンダー、ね」
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作者名：お花畑 | 作成日時：2023年4月4日 2時
