あの時のあの人 (ページ42)

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涼太side

Aちゃんがいなくなってから

１ヶ月がたつ。

でもまだ連絡はつかない

あれから亜嵐くんとはあまりいい関係ではない。

そろそろ戻していきたいと思ってたら

亜嵐くんから今日の夜ご飯行こうって、

しっかり話そうと思った、

亜嵐)「ごめん、遅くなった」

涼太)「大丈夫ですよ、今日はいっぱい聞きたいこととかあるんで、」

亜嵐)「俺も」

そー言って俺たちは話し始めた、

まずどうしても言いたかったこと

涼太)「亜嵐くんはAちゃんのこと好きでしたよね？」

亜嵐)「うん、涼太の彼女だったのにごめん。」

涼太)「もういいんです、」

亜嵐)「あれから連絡ついた？」

涼太)「全然。亜嵐くんは？」

亜嵐)「電源切られてることになってる、若しかしたらもう携帯変えちゃったのかなって、」

涼太)「そーかー。ちょっと寂しですね、」

亜嵐)「ちょっとじゃないよ笑」

亜嵐くんも俺と同じ気持ちだったのか、

でもAちゃんはもう俺のことが好きじゃないから

涼太)「俺1個思ったんですけど、Aちゃんずっと誰かを探してたんです、昔慰めてもらった人？とかいって、その人のところに行ったんじゃないかなって。俺と付き合ってる時も俺以外の誰かがAちゃんの中にいるような気がして、それがその人だと思うんです。」

それを言うと亜嵐くんは気まづそうにして

亜嵐)「涼太、ごめん。」

なんで亜嵐くんがあやまるの？

涼太)「なんで...？｣

亜嵐)「その慰めた人俺。」

涼太)「え！じゃあ、」

Aちゃんはずっと亜嵐くんを探してた？

亜嵐くんのことがずっと好きだった？

亜嵐)「俺もAちゃんがいなくなる2週間くらい前に知ったんだ。しかも俺じゃなくて、メンさんと蘭ちゃんが気づいた。」

そんな、

もう俺に勝ち目なんてないじゃん、

元からAちゃんは亜嵐くんが好きだったんだ

俺の入る隙間なんてなかったんだ、

そう思ったら吹っ切れた

涼太)「あーーー！吹っ切れました！！」

亜嵐)「涼太？」

涼太)「亜嵐くん！Aちゃん絶対見つけましょ！それで、幸せになってください！俺を捨てたんですから、幸せになってもらわないと困ります。」

これでいいんだ

おれには俺にあった女の子が他にもいるはず、

亜嵐)「ありがとう。涼太今までごめん。」

涼太)「気にしないでくださいよ！リーダー笑」

俺らは元の関係に戻って

2人でAちゃんをさがすことにした。