あの時のあの人

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Aside



涼太)「ごめんね！急に来て」


「ううん！大丈夫！もう帰ろーかなーって思ってたところ」


ごめんね。涼太くん


私嘘つきだ


本当は今まで亜嵐くんがいたんだよ


涼太)「あのさ！こないだはごめん」


「びっくりしちゃったけど全然大丈夫」


涼太)「ならよかった」


「私は涼太くんと今まで通りの関係でいいの？」


涼太)「当たり前じゃん！」


「でも涼太くんは芸能人だよ？そこはちゃんと考えなくちゃいけないでしょ？」


涼太)「いいの！そんなことゆってたら俺プライベートの友達と会えないじゃん？」


友達か


私もその中の1人なのかな


友達って思ってもらってて嬉しい


けど本当は


友達以上になりたい


涼太くんはどう思ってるのかな


涼太)「あのさ。今日本当は言わなきゃいけないことがあったから来たんだよね」


なんだろ


ほんとはやっぱり会っちゃだめとか


気持ちをあげといてそれはないよ


なにゆわれるんだろ


涼太)「Aちゃん。」


「はい」


涼太)「好きな人に告白する時にあげるんだったらどの花がいいと思う？」


あ、そーだよね


涼太くんかっこいいから


他にも女の子いるよね


何浮かれてんの私


「涼太くん好きな人いたんだね！」


精一杯の空元気


涼太)「うん、告白しようと思ってる」


だよね


馬鹿だな私


「じゃあこの花がいいと思うよ！」


そー言って花を渡して


「今日疲れちゃったから帰ってもらってもいいかな、ごめんね」


1人になりたい


さっきまであんなに涼太くんに会いたいって


早くっておもってたのに


今は1人になりたい


涼太)「でもごめん、今日は帰れない」


なんで


辛いよ


涼太)「Aちゃん俺の目を見て？話がある｣

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