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☆
｢内村くんに誘われたの。だから、ごめん｣
長｢ふーん、良かったじゃん。お前だけ抜け駆けなんてずるいけどな！｣
俺の寛大な心で許してあげるわって苦笑い。
そんな辛そうな顔させてごめんね、一緒に行けなくてごめん
長瀬の辛そうな顔を見てると私もなんだか辛くて気づいたら長瀬に飛びついてた。
長｢なんだよ、(笑)｣
｢ごめん、｣
長｢楽しんでこないと許さねえよ｣
｢、うん｣
長｢はあ、誘われて嬉しいんじゃないの？｣
｢嬉しいよ、嬉しいけど。長瀬に申し訳ないなって、｣
長｢、なんだよそれ｣
｢ごめん、｣
自分でも自分勝手なこと言ってんなーって呆れる。
長瀬に言ってもどうしようもないのにね、
長｢んじゃあさ、花火大会行こう｣
｢え？｣
長｢幼馴染として。2人で、行かね？｣
｢うん！行く！｣
長｢約束だからな｣
｢絶対ね｣
長｢破ったらどうする？｣
｢破らないよ｣
長｢ifの話だわ｣
｢焼肉奢る｣
長｢おっしゃー決まり｣
長瀬だって破ったら奢りだからね？って言ってみるけど俺が破るわけないじゃんってちょっと寂しそうな顔して言われるからなんだか胸が痛くなっていやだ。
｢長瀬、｣
長｢ん？｣
｢まじで変なこと言ってるのわかってるけど1個だけお願いしていい？｣
長｢なんだよ(笑)｣
｢ぎゅって、して｣
長｢は？｣
｢、あ、ごめん｣
長｢さっきしてたじゃん自分で｣
｢いやさっきはその場の成り行きで...｣
その言葉を遮るように包み込まれる私の体。
柔軟剤のいい香り。
やっぱり私長瀬のこういうところがだいすきなんだよなーって、そう思っちゃう。
☆
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作者名：r | 作成日時：2023年7月31日 15時
