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｢ねえ長瀬、｣
長｢ん？｣
｢あたしに春はいつやってくんのさーーーー、！！！！｣
長｢いやお前うるさい、声でかいわ｣
仕方ないじゃん出会いがないの出会いが！！！！！！！
私もさ白馬に乗った王子様みたいな人とさ、偶然巡り会ってっていう少女漫画みたいな恋をしたいわけ！
けどさーーーーーーーーーーーーーーー、いないんだわ。王子様。
長｢まず自分を客観視して見てみろ？｣
｢は？｣
長｢口は悪いし宿題やってこねえし学校もサボるし散々だろ｣
そんなんで彼氏なんかできるわけねえだろバーカって、！！！
さすがに言いすぎでしょ、この私でも傷ついた！！！！！！！！
｢うっさい、長瀬だって彼女いないじゃん｣
長｢俺はいないんじゃなくて作ってないんですー｣
｢はー？じゃあ私だって作ってないだけだし！｣
長｢意地張んなよー｣
｢もういい長瀬なんて知らない！嫌い！｣
ぜったいぜったいぜーったい言い過ぎでしょあれは！！！！！
ハーーーーーもう、どっかに私の超ハイスペ王子様いないわけ？
咄嗟に長瀬から離れちゃったけど私長瀬とはぐれたら100迷子になるどうしよう
｢ただいま｣
長｢なんで戻ってきたんだよ(笑)｣
｢だってよく考えたら私長瀬とはぐれたら迷っちゃうもんーーー、｣
長｢うわ俺に頭上がんないじゃんそれ｣
｢は？上がるわ余裕で90度上がるかんね｣
長｢そういう意味じゃないのよ｣
｢ねえ長瀬、あそこにいるのって王子様？｣
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作者名：r | 作成日時：2023年7月31日 15時
