友達以上恋人未満 (ページ4)

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｢え！Aとわく見て！！！！おれらおなじクラス！！！｣

｢あーほんとだ｣

｢良かったじゃん颯太！これで授業中もずっと一緒じゃん？(笑)｣

｢めっちゃうれしい！｣

いつまで経っても小学生みたいなそうたを見てると自然に口角が上がる。

｢あ！ひらつもいっしょだあ｣

｢しょうまも？｣

そうたが言うひらつは中学の頃私たちと仲が良かった目がくりくりで童顔な平塚翔馬。

天然同士何かと気が合うことが多いみたいでそうたとしょうまは特に仲が良かった気がする。

｢うわーめっちゃたのしみ！｣

幼馴染のわくとわたし、仲良しのしょうまも一緒のクラスだということがわかって一気にテンションが高くなるそうた。

ほんと単純で可愛い。

そんなことを思ってるのは私だけじゃなくて隣を見るとわくもすごく愛らしそうな目でそうたを見つめていた。

｢担任どんな人だろうね〜｣

｢ぜったい優しい人がいい！｣

｢しょうまはすぐ寝るから厳しい先生にしっかり説教された方がいいって(笑)｣

｢お前のせいで俺も怒られそうになることよくあったからな？(笑)｣

入学式を無事に終え、黒板に貼ってある座席表の笛木と名前がある席に座ろうとするとちょーどそこに寝ているしょうま。

起こすのも可哀想だったけど席がないのも困るので仕方なく肩を叩いて起こした。

しょうまは私たちが同じクラスだって気づいてなかったらしくて大きい目を更に見開いてニコニコしてる。

それからしばらく話した後、担任らしき人が教室に入ってきた。