キキ愛 (ページ3)

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残り2ヶ月で私は高校二年生になる。

正しく言えば1月下旬だからあと2ヶ月半

まぁ、細かな事は嫌いだからどうでもいい

結局今年中に学年が上がるのは皆同じ。

“ 何かやり残したことはないか ”

そんなことを考えたとき、

何もJKらしいことをしていない気がした

「散々遊んだけど、いいよね」

私は薄暗い部屋から飛び出し、

母の声を無視して駅前まで歩いた。

この1年間友達と頻繁に遊びに行ったから

成績も落ちて、母の監視が強くなった。

でも留年しないだけ良いでしょ？

実際学年で比べればそこそこの点数だし

何より友達との付き合いも大切なのー。

そんな屁理屈を並べてこっそり家を抜け出す

…まぁ見つかったけど。

急いで逃げた先は駅前のカフェ

「やっぱJKするならここだよね」

おかしな偏見から
蟻のように集まる若者達が見える

おじさんもいるけど、圧倒的にJKが多い

混み合っていて座るのも大変だったけど、

無事、私は背の高い男の子の前に座れた。

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