【殺戮の天使】絶対、護るから【アイザック・フォスター】2 (ページ33)

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８０グレイ-2 ページ33

助けて、怖い。

誰か…………！！

「おい！A！！」

貴方｢！？………あ、れ…｣

目の前にあるのはザックの顔。

ザック｢おい、大丈夫かよ｣

随分と魘されてたぞ。と不機嫌そうに言うザック。

貴方｢大丈夫だよ…。少し昔のことを…見てただけ。心配かけてごめんね｣

ザック｢チッ、大丈夫じゃねぇだろ｣

貴方｢え、だ、大丈夫だよ！心配しないで……？｣

ザック｢あ？んじゃあなんだよ、その涙｣

貴方｢えっ……私泣いてなんかっ…｣

触れると涙で手が濡れた。

いつの間に…？

ザック｢いつまでも泣いてんじゃねぇよ！｣

貴方｢……んっ｣

また、口に暖かい温もりが触れた。

ちゅ、と小さな音。

貴方｢ザッ…ク｣

ザック｢悪ぃ……｣

貴方｢……何で、また…｣

ザック｢あ？｣

貴方｢ザックさ、なんで私にキスしたの？B4の時もB3の時も……｣

ザック｢………して悪ぃかよ｣

貴方｢えっ…？｣

ザック｢だから！てめぇが好きだからキスして悪ぃかよって言ってんだ！｣

そう言って背を向けてしまったザック。

貴方｢っ！…ざ、ザック……｣

ザック｢んだよ……！｣

貴方｢ごめん、そういうのまだ、分かんなくて…｣

恥ずかしくなって下を向いた。

ザック｢…そーかよ。A、こっち向け｣

貴方｢…や、やだ……！｣

ザック｢何でだよ…｣

貴方｢今恥ずかしいの…だからっ…｣

ザック｢んなのどうでもいい｣

グイッと無理やり私の顔をあげて、キスした。

貴方｢んっ…｣

ザック｢…っは、顔真っ赤｣

貴方｢ザックがこんなことするからっ……｣

ザック｢っ…ばっ……！てめ、そんな事言うな！｣

貴方｢はぁ！？何が！｣

ザック｢またキスされてぇのか？あぁ！？｣

貴方｢っ……恥ずかしいからやだ｣

ザック｢じゃあ寝てろ！｣

貴方｢う、ん｣

少ししか見えなかったけど…、ザックの顔が耳まで真っ赤だった。

☆☆☆

男は乱暴はダメだけど強引さは必要だよね？((

書いててくっそ恥ずかしい。

こんな純粋なキスなんて書けへん恥ずかしい((