86試練-3 ページ39
レイside
神父のところへ戻る。
グレイ「どうするか、決めたのかね?」
レイ「……B5に薬をとりに下に戻りたい。だから、試験を受ける」
グレイ「ふむ……よかろう。では、行こうか」
レイ「………ええ」
……この人、ザックとAに何かしないといいんだけど……。
一応、言っておこう。
レイ「…………ねぇ……ザックとAには何もしないで」
グレイ「………もちろん」
フワッと甘い香りがした。
なんだろう……この人から甘い匂いがする……。
エレベーターのところまで行くと、ザックとAはもう寝ていた。
グレイ「……余程君は私をザックとAに近づけたくないようだったな」
すこし、不機嫌な顔をする神父。
グレイ「睨みをきかせ、遠ざけなくとも私はザックとAには何もせん」
レイ「……」
グレイ「……では、行こうか。レイチェル・ガードナー」
エレベーターに乗った直後、神父が口を開いた。
グレイ「……君はなぜザックを生かそうとしているのかね」
レイ「……彼が死んだら……困るから」
だって、ザックと…。
グレイ「困る……?それはなぜだ?」
レイ「ザックに私を……殺してもらいたい、から。神様に誓ってくれたの…」
グレイ「ほう……それが理由かね。なんと……とんでもない誓いをしたものだ」
レイ「……」
……なんだろう、やっぱり……。
……この人からだ……。
甘い、匂いがする………。
レイ「………」
「……レイチェル」
「レイチェル・ガードナー」
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金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» マジか!!私も好き!死神くん声域凄いよね!憧れる! (2018年6月4日 7時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - 僕ね大好きなんだ!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - きゃぁぁぁぁまじでまじで?!? (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» 死神くんか!!知ってるよ!ちょっとしか見たことないけど!! (2018年6月3日 19時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - ザックの!声!の!死神さん! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ
作成日時:2017年4月3日 3時