82グレイ-4 ページ35
レイ「……血を、止めるものを探してる……」
グレイ「ふむ………止血剤かね」
すこし笑みを浮かべ神父様はこう言った。
グレイ「それは、ザックとAが必要としているのだな」
この人なんでAとザックの名前を……。
レイ「……、そうだけど……知ってるの?」
グレイ「当然だ、私は彼らのことを誰よりも知っていたのだから」
レイ「………」
グレイ「だが、生憎ここには治療に使えるようなものは無い。置いてあるのは……B5__ダニーのフロアぐらいだろう」
レイ「……!そんな……じゃあ、どうやって下に戻れば……」
グレイ「下に戻りたいのかね?」
レイ「……ええ」
グレイ「……ならば、難しいことはない。私とともになら戻ることが出来る」
レイ「……あなたと一緒になら?」
グレイ「ああ、そうだ。私はその方法を知っている」
レイ「…………。……その言葉は、信用できるの?」
グレイ「私は、偽りは告げぬ。ただし、行くのであれば、君に少しばかりの試練を受けてもらわなければならない」
レイ「……試練……?」
グレイ「難しいことではない。私が君を何者か、知りたいだけなのでな」
レイ「……」
グレイ「__今すぐ答えを求めはせん。自らの心で選ぶがいい。私はしばし、ここにいる」
戻る方法はあの人しか知らない……?
………一度、ザックとAのところへ戻ろう。
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金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» マジか!!私も好き!死神くん声域凄いよね!憧れる! (2018年6月4日 7時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - 僕ね大好きなんだ!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - きゃぁぁぁぁまじでまじで?!? (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» 死神くんか!!知ってるよ!ちょっとしか見たことないけど!! (2018年6月3日 19時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - ザックの!声!の!死神さん! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ
作成日時:2017年4月3日 3時