検索窓
今日:1 hit、昨日:17 hit、合計:258,447 hit

82グレイ-4 ページ35

レイ「……血を、止めるものを探してる……」

グレイ「ふむ………止血剤かね」

すこし笑みを浮かべ神父様はこう言った。

グレイ「それは、ザックとAが必要としているのだな」

この人なんでAとザックの名前を……。

レイ「……、そうだけど……知ってるの?」

グレイ「当然だ、私は彼らのことを誰よりも知っていたのだから」

レイ「………」

グレイ「だが、生憎ここには治療に使えるようなものは無い。置いてあるのは……B5__ダニーのフロアぐらいだろう」

レイ「……!そんな……じゃあ、どうやって下に戻れば……」

グレイ「下に戻りたいのかね?」

レイ「……ええ」

グレイ「……ならば、難しいことはない。私とともになら戻ることが出来る」

レイ「……あなたと一緒になら?」

グレイ「ああ、そうだ。私はその方法を知っている」

レイ「…………。……その言葉は、信用できるの?」

グレイ「私は、偽りは告げぬ。ただし、行くのであれば、君に少しばかりの試練を受けてもらわなければならない」

レイ「……試練……?」

グレイ「難しいことではない。私が君を何者か、知りたいだけなのでな」

レイ「……」

グレイ「__今すぐ答えを求めはせん。自らの心で選ぶがいい。私はしばし、ここにいる」

戻る方法はあの人しか知らない……?

………一度、ザックとAのところへ戻ろう。

83グレイ-5→←81グレイ-3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
243人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» マジか!!私も好き!死神くん声域凄いよね!憧れる! (2018年6月4日 7時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - 僕ね大好きなんだ!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - きゃぁぁぁぁまじでまじで?!? (2018年6月3日 23時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - いちごましまろさん» 死神くんか!!知ってるよ!ちょっとしか見たことないけど!! (2018年6月3日 19時) (レス) id: 942887e5ad (このIDを非表示/違反報告)
いちごましまろ - ザックの!声!の!死神さん! (2018年6月3日 17時) (レス) id: 14e3511fd4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ  
作成日時:2017年4月3日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。