第76話(番外編3) ページ30
貴方side
ぼーっとドラマを見ていると、肩に重みがあるのを感じた。
ちらりと見てみると、フジが私の肩に頭を乗っけてすやすやと寝ていた。
「……っ、」
めっちゃ可愛い……。
肩重いけど、可愛いからもうこのままでいいや！
と、思っていたらお風呂が湧いたのか、音楽が鳴り始めた。
まあさすがに……、お風呂は入らなきゃいけないよね。
「ごめんね、フジ……」
フジを起こさないように、ゆっくりと立ち上がった。
幸せそうに、ムニャムニャと眠るフジに頬が緩んだ。
「……いつも実況お疲れ様」
柔らかそうな、フジの頬にキスを落とした。
「さてと、お風呂い──」
ぐいっと手を引かれた。
勢いのままに倒れて、ぎゅっと抱きしめられる。
「……可愛いことしてくれるね」
「ふ、フジ……、起きてたの……？」
「うん。Aちゃんがお風呂に行こうとした時から」
「……」
見られてた！恥ずかしい！
ほっぺにキスしたことも見られてたってことだよね。
思い出せば思い出すほど、顔に熱が集まるのが自分でもわかった。
「耳真っ赤……。かわいい」
「わ、私お風呂に……、」
お風呂に行こうとすると、行かないようにと強く抱きしめられる。
「やだ。Aちゃん、このまま寝ようよ」
「でもお風呂……」
「明日の朝入ればいいよ」
『俺と寝るの、そんなに嫌なの？』と寂しそうな声で言うものだから、『そんなことないよ』と即答で返した。
「そっか。じゃあおやすみ」
ちゅ、と優しく口付けて、ソファに寝転がった。
「お、おやすみ……」
その日、緊張とドキドキであまり寝れなかった。
☆☆☆
お久しぶりです！金平糖です！
番外編をまた書いてみました。
アナザーストーリーの方がすごく長引いてて、こちらの作品も少しでも多くお話をいられたらいいな、と思い書きました。
また思いついたらとか、何とかで書くかもしれません。
ではほかの作品＆次の更新で会いましょう！
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金平糖(プロフ) - ゆーまんさん» ｱｯｱｯありがとうございますっ！私も大好きです (2019年8月26日 16時) (
レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーまん(プロフ) - もうほんとだいすきです (2019年8月26日 16時) (レス) id: c7175e42ef (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - みみゅさん» 前作から……！ありがとうございます！憧れだなんて！私なんかまだまだ未熟者ですよ……！もっとドキドキさせられるよう、頑張りますね！更新も頑張ります！ (2019年8月20日 10時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
みみゅ - 前作からずっとドキドキしながら見させてもらってます！ 主さん文才素晴らしすぎて憧れます… 更新、頑張ってください！ (2019年8月20日 9時) (レス) id: cd5bc31fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：金平糖
| 作者ホームページ：(ヾﾉ･∀･`)ﾅｲﾅｲ
作成日時：2019年8月10日 6時
