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相葉「ニノ─────！食ってきなよ！！」
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相葉さんがそう言うと、二宮さんは「メロンパン？」と相葉さんに尋ね。
相葉さんが「おにぎり♥」というと、そっけなく「イラナイ。」と言われてしまった。
途端に、わたしはしゅーんとなってしまう。
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相葉「なんでだよ、食ってけよ」
二宮「ヤダ。ワタシがあんま食わないって知ってるでしょ、アナタ」
相葉「いいから食ってけって！」
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渋々……に近かったけれど、わたしにしてみたら目の前に座って。
シャツのボタンを三つくらい外れたまんま、袖口のボタンを逆の手で留めて座る二宮さんをみると─────ゲンキンなわたしは、どうしたって嬉しくなってしまう。
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A(わ♥)
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二宮さんは不機嫌そうに「ホント俺、朝いらないんだけどなー」って言ってたけど。
だけど、朝のその不機嫌そうな感じが、逆になんだかうれしくて。(だって昼間だったら見れないレアな二宮さんって事じゃない？)
ドキドキしながら、お茶を煎れた。
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二宮「………………あ。」
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二宮さんはおにぎりを一つ、手に取って食べると─────「あ」って。
確かにそう言った。
それから─────「食べない」って言ってたのに、もう一つ手に取って、２個食べてくれた。
その隣で相葉さんも「うまいうまい」って、いつもの笑顔で言ってくれて。
わたしは「えへへ」と。
嬉しくなって、笑っていた─────んだけど。
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二宮「相葉さん。相葉さんのコーヒー飲みたい」
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二宮さんは「ごちそーさま」、と、一言そういった後、相葉さんにコーヒーを所望した。
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相葉「わがままだな〜〜〜〜〜」
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相葉さんはそう言いながら、「Aちゃんも食後に飲む？」と。
「挽いてた豆あったっけなぁ……」って言いながら、カウンターの裏側へ入っていった。
二宮さんが、勝手知ったる様子で立ち上がると灰皿をとってきて、コトリとテーブルの上におき、タバコに火をつけた。
そうして。
タバコの煙を吐き出した後、一呼吸おいて。
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二宮「…………相葉さん、梅のおにぎりはダメだよ」
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そう─────わたしに、言ったのだった。
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作者名：12（とうふ）
作成日時：2015年4月1日 23時
