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A「来ないでしょうね」
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わたしがそういうと、相葉さんは「わーん！やっぱり！！」と頭を抱えて座り込んでしまった。
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A「もー！どうするんですか！ 毎日通ってくれてたのに！ きっともう来ないですよ、あの人！ もっと上手に振らないと！」
相葉「上手にってどうやって！(;◇;)」
A「自分で考えてくださいよ！」
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ぎゃあぎゃあ言ってる、この人─────相葉 雅紀。
これでもこの店の店長だ。(さっきも言ったけど)
わたしが大学生になって、バイトを始めた時からこの店の店長で、もう、かれこれ３年近くの付き合いになる。
それは相葉さんが店長なりたての頃で。
わたしが「店長」って読んだら、店長なりたての相葉さんは、恥ずかしがって「だめだめだめ！照れるから！！店長って呼んじゃだめ！！//」って言って。
それ以来、わたしは店長のこの人の事を、「相葉さん」と。
そう、呼んでいるのだ。
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A「だいたい、解るじゃないですか。あ。この人、自分の事好きだな〜とか」
相葉「解る……の？」
A「わかりますよ」
相葉「解る……かなぁ？」
A「わかりますってば！」
相葉「うーん……」
A「でね。あ〜、この子自分の事好きだな〜って解ったら、もうちょっと警戒しないと！」
相葉「うぅん……」
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わたしがアドバイスしているのに、相葉さんは「わかる、のかなぁ……」ってまだ難しい顔して聞いてない。
多分、こんなんだからお客さんに簡単に惚れられちゃって。
すんごい常連になってくれるんだけど、相葉さんが振ったら、もう店に来なくなっちゃうのよ。
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A「もう！全然聞いてないし！！」
相葉「だって、Aちゃんだってお客さんの事好きになって振られてんのに、お客さんはずっと常連じゃん！」
A「ぅ……っ！Σ(‘Д‘;)」
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相葉さんが、痛い所ついてきた。
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作者名：12（とうふ）
作成日時：2015年4月1日 23時
