【A3!】102号室の2人【102】 (ページ9)

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余命1年なチャーハン食べて、デートの約束して… ページ9

綴((分かってたとはいえ、こういうとこが__))
「__すごいよな、あいつ…(小さく呟き)
さてと、早く作ってやるか」

綴「…(出来たチャーハンを2人分の皿に盛り、それを持って真澄の元へ)
真澄、チャーハン出来たぞ」
真澄「やっと完成？」
綴「昼飯の時間にしちゃ確かに遅いかもな…(机に置きつつ苦笑して)」
真澄「いただきます(手を合わせて言ったあと食べ始め)」
綴「……真澄、美味いか？(食べつつ)」
真澄「…普通に美味いんじゃない」
綴「普通って…褒められてる、って事でいいのか…？」
真澄「……別に、綴のチャーハンが嫌いな訳じゃないし」
綴「…へえ(口元少し緩み)
また作ってやるか…(ぽそっ)」

綴「あ、そういえば、明日は何か用事入ってるのか？(皿洗い中)」
真澄「明日？…特にないけど(きょとん)」
綴「実はさ、バイト先の人に映画のチケット貰ったんだよ
もしお前も時間あるなら一緒にどうかと思ってさ」
真澄「いいけど、どんな映画？(ぎゅっ)」
綴「俺も大まかにしか聞いてないから、詳しくは知らないけど、一途にある人を思い続ける恋の話らしい
映画の中で使ってる曲も評判良いんだってさ」
真澄「ふぅん、まぁ、曲の評判良いなら気になるかも」
綴「…正直、真澄とデートする日が来るとは思わなかったわ(皿洗い終わり、真澄抱きしめ)」
真澄「カントク以外好きになるなんて思わなかった(あくび)」
綴「俺も、真澄はずっとカントク一筋だと思ってたな
もちろん、俺が好きって言ってくれたのは嬉しかったけど…って、なんだよ、また眠いのか？」
真澄「…2人っきりになることってあんま無いし、起きる(うとうと)」
綴「そんな眠そうなのにか？
よし、部屋戻るか
眠そうなお前見てたら、俺も眠くなってきたし(手を差し出し)」
真澄「…どうせアンタも寝るなら、一緒がいい
ダメ？(差し出された手を握り)」
綴「！…わかった、一緒にな(眠そうな真澄を支えつつ部屋へ向かい)」
真澄「ん…(半分眠りつつ向かい)」

ー部屋の前ー
綴「…真澄、もう目の前は部屋だからな(繋いでいない方の手で真澄の頬を優しく叩き)」
真澄「部屋、着いたの？(目を擦りつつ)」
綴「ああ、だからもうちょっとだけな
…つか、今更だけど、2人で寝たら狭くなるだろうけどいいのか？」
真澄「アンタは嫌なの？(少ししゅんとして)」
綴「嫌って意味じゃなくて、お前が寝ずらかったら困るだろ？
けど真澄がいいなら、気にしない事にする(真澄の頭優しく撫で)」
真澄「ん、よかった」