【A3!】102号室の2人【102】 (ページ7)

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真澄「好き。アンタが好き」ページ7

ー寮ー

真澄「…綴！…いない、か(靴を脱ぎ捨て、部屋と談話室を見るもおらず、談話室のソファーにて乱れた息を整え)」
綴「！この靴…、ーー真澄！(少し後に寮に着き、脱ぎ捨てられた真澄の靴を確認すれば部屋に行き、いない事を確認すれば談話室へ行き)」

綴「なんでお前の方が先に帰ってるんだよ(脱力気味にしゃがみこみ)」
真澄「！…つ、づる？
……っ、帰るって言ってたくせに、なんでいないわけ(綴の前へ行き、謝罪しようとするも言葉出てこず)」
綴「真澄こそ、なんでこんな早く寮に…監督はどうしたんだよ…
いや、今それに関しては別にいいか
真澄、さっきはごめん、言い過ぎた
急にあんなこと言われても、お前も困るよな(頭下げ)」
真澄「！！……えっと、俺も…」
綴「真澄？」
真澄「俺も、当たってごめん
なんで必死になってたのか、わかんなくて…その、本当にごめん」
綴「真澄…」
真澄「一成とカントクに必死になったのも、当たったのも、全部アンタが好きだからって言われて、腑に落ちた
多分俺は無意識に俺が好きなのはカントクだって思いたかったのかもしれない
俺はアンタが…綴が好き
例え届かなくても、伝え続けてやるから」
綴「…は？
お前が好きなのは監督のはずだろ」
真澄「今まではカントクだった、でも今は違う
…綴、大好き(ぎゅっ)」
綴「…真澄、本当に俺が好きなのか？」
真澄「……ごちゃごちゃうるさい
俺はカントクじゃなくてアンタが好きだって言ってるんだから素直に受け取っとけよバカ綴(むっ)」
綴「…話が急すぎて信じられなかったんだよ
つーか、バカは一言余計だろ
そもそも、届くもなにも、俺もお前のこと好きだよ、真澄」
真澄「！…よかった
綴、もう置いてくなよ」
綴「ああ、もう置いてかない、約束する」
真澄「(安堵から空腹感じ)綴、チャーハン作って」
綴「ん？…あ、それもそうだな
喧嘩しちまったせいで、あんま食えてないもんな
俺も丁度減ってるし、わかった、ちょっと待ってろよ(真澄から離れ、キッチンへ)」
綴「こんだけあれば充分だな(取り掛かり)」
真澄「(一成から電話がかかり)…なんの用？」
一成『いつものまっすーって事は、もしかして綴と一緒？』
真澄「ぇ、なんで分かんの、キモい」
一成『相変わらず辛辣！
ねね、つづるん隣いるんだよね？代わって代わって〜！』
真澄「綴はアンタのせいで喧嘩して食べられなかったから、料理中だけど？」
一成『めんごめんご〜！
すぐ終わらせるからさ、ね？』