【A3!】102号室の2人【102】 (ページ16)

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真澄「別に、カントクに取られたように感じたとかないから」ページ16

真澄「後でLIMEする…(ちらりと綴の方見れば不満げにむすっとして)」
一成「りょ！__って、まっすー？
どしたん、いきなり」
真澄「別になんでもない！」
一成「…！(綴の方を見たあと、察しがつき、ソファーから立ち上がり)
まっすー、ちょっとここで待ってて！(綴の方へ駆け寄り)」
真澄「…は？
あ、おい一成…って、聞こえてないし(舌打ち)」

一成「つーづるん！」
綴「あれ、三好さん？
真澄と話してたはずじゃ…？」
一成「カントクちゃんのお手伝いは俺に任せて、まっすーのとこ行って行ってー！(綴をキッチンから追い出し)」
綴「え、マジか…(真澄の元へ)」

綴「真澄、三好さんにお礼言えたか？」
真澄「まだ詳しいことは何も決まってないけど、一成と出掛けることになった」
綴「へぇ…そっか」
真澄「……一成に理由聞いてくる」
綴「え、お、おう…」

真澄「一成、なんでアンタがカントク手伝ってんの
元々綴がしてただろ」
一成「それはそうなんだけどー…
だってまっすー、つづるんの事見てたっしょ？」
真澄「！？…別に見てない
ていうか見てたとしても関係ないし」
一成((完全に見てたよ、まっすー))
「俺とまっすーの仲じゃん、関係大アリだよ！
あ、もしかして、つづるんの料理してるとこ見てたかったって感じ？(声を潜め)」
真澄「な…そ、そんな訳ないだろ！？(顔真っ赤にして声を荒らげてしまい)
どうせアンタの事だから、理由も言わずにアイツ追い出したんだろ、いいからいいからって」
一成「さすがまっすー、鋭い！
それはね、ん〜、俺がカントクちゃんのお手伝いしたくなったからってことで！
ほらほら、俺の代わりにまっすーが教えてあげて！」
真澄「どうしても言いたくないのはわかった、もういい(誤魔化されむすっとしながら綴の元へ)」

綴「あ、三好さんとの話終わったのか？」
真澄「はぐらかされたけどな」
綴「珍しく声荒らげてたけど、何言われたんだ？」
真澄「別に、アンタには関係ない」
綴「そうかよ…
俺も自分なりに考えてたんだよ、三好さんに追い出された理由
三好さんが真澄との会話中断したきっかけってあるのか？」
真澄「ない、そもそもあったら聞かない」
綴「あーそれもそうか
でも三好さんの事だし、なにか理由ありそう…いや、なんとなくかも？
このままじゃ埒あかないし、自分でも聞いてみるよ
ありがとな、聞こうとしてくれて(真澄の頭撫で)」
真澄「別にアンタのためじゃないから、勘違いするな(綴の手払い除け)」
綴「…はいはい」