【男主】無気力少年の受難。【僕のヒーローアカデミア】 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,718 hit

4話ページ7

「個性把握...テストォ！？」

何とか体操服に着替えて外に出たらいきなりこれだよ。

｢入学式は！？ガイダンスは！？｣

｢ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ｣

まぁそれはごもっとも。

｢雄英は"自由"な校風が売り文句そしてそれは"先生側"もまた然り｣

『はぁ...。』

もう1つのクラスがいないあたりコレは完全にこの先生の独断なんだろう。めんどくさそうなクラスに来ちゃったな...。

｢ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50ｍ走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈、中学の頃からやってるだろ？"個性"禁止の体力テスト｣

あぁ、あれか...サボってたけど。

｢国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。まぁ文部科学省の怠慢だよ。爆豪、中学の時ソフトボール投げ何ｍだった。｣

｢67m｣

へぇ、あのトゲトゲくん爆豪くんって言うんだ...。67mは凄い...のかな？分かんないや。

｢じゃあ"個性"を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい。早よ。｣

相澤先生は思いっ切りな。と付け足す。爆豪くんの顔が怖い。

｢んじゃまぁ｣

あ、やばそう。

｢死ねえ！！！｣

『...死ね？』

ほんとにヒーロー志望...なんだよね？

爆発系の個性か...いいなぁ。僕は僕の個性が好きじゃないから...。

｢まず自分の｢最大限｣を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。｣

そう言って見せられた計測器には705.2mと表示されていた。

｢なんだこれ！！すげー面白そう！｣｢705mってマジかよ！｣「"個性"思いっきり使えるんだ！！さすがヒーロー科！！」

『覚悟はしてたけど...それにしてもめんどくさい...。』

みんなノリノリじゃないか。どこからその元気が湧いてくるんだ...。

｢.....面白そう...か。｣

嫌な気しかしないんだけど...。

｢ヒーローになる為の三年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？｣

『...。』

｢よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し除籍処分としよう。｣

は？

｢生徒の如何は先生の"自由"ようこそこれが｣

｢雄英高校ヒーロー科だ。｣

『...っはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。』

士傑とかにしといた方が良かったかもしれない。