霧の中Ⅱ【嘴平伊之助】 (ページ8)

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第50話ページ8

森を出ると遊郭から凄い音がした。

『まさか、もう鬼が出たのか…。』

自分の任務を全うするんだ。

『急がないと！』

私は遊郭に向かって走った。

『…ここ、遊郭だよな、、？』

遊郭に着いた時、私は唖然とした。

数時間前までは人が溢れる花街だったはずだ。

それが今は瓦礫の山だ。

『とりあえず、宇髄達の気配を探そう。』

荒れ果てた姿になった遊郭。

その中で私は宇髄さん達の気配を探した。

『見つけた！向こうだ！！』

宇髄さん達の所に走っていくと、雛鶴さんが上弦の鬼らしき者に捕まっていた。

『雛鶴さん！』

宇髄「雛鶴ーー！！！」

宇髄も炭治郎も酷い傷だ。

これが十二鬼月の力…

『雛鶴さんが危ない！』

2人ともあの変な帯のせいで助けにいけないんだ。

宇髄「やめろー！！」

ｻﾞｼｭｯ

？「だ、誰だぁ？」

宇髄「A！」

『よし。間に合った！』

雛鶴「Aちゃん！」

なんとかギリギリ雛鶴さんを助けれた。

『雛鶴さん、大丈夫で、、』

雛鶴「Aちゃん！！危ない！！」

まずい！後ろを取られる！！

ｻﾞｼｭｯ!!

炭治郎「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ!!」

『た、炭治郎！』

すごい速さだ。さっきまで下にしたのに。

炭治郎「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ!!」

また鬼が攻撃してくる！

宇髄「竈門炭治郎！お前に感謝する！！」

いや私にも感謝しろ！？

宇髄「A！雛鶴を安全な所へ連れてけ！」

『わ、分かりました！行きましょ雛鶴さん！』

雛鶴「え、えぇ。」

私は雛鶴さんを安全なところに連れていった。

雛鶴「ここで大丈夫よAちゃん。」

『分かりました。ではどうかご無事で。』

雛鶴「Aちゃんも。」

『大丈夫です！なんたって、柱ですから。』

急いで宇髄さん達のところに行かないと。

『よっと！』

ドンッ！

『わ！なんだ？』

いきなり何かが落ちてきた。

？「あの二人の邪魔をするな。あの二人は十二鬼月の上弦のお2人だぞ。」

『なんだこいつ。』

？「俺か？俺はあの二人に鬼にしてもらったんだ。いいだろ。いいだろォ！」

なんか変な鬼が降りてきた。

こんのくっそ忙しい時に。

『空気読めよ！！このバカ鬼がァァ！！』