霧の中Ⅱ【嘴平伊之助】 (ページ35)

今日:5 hit、昨日:13 hit、合計:22,106 hit

第76話ページ35

沙保「べ、別にふざけては、、、」

『ちっ。早く稽古しろよ。』

沙保『…。』

私は沙保を置いて稽古場に向かった。

・

・

それから数日後…

『うん！しっかり出来てるな！さすがだ！』

炭治郎「本当か！やったぁ！！」

炭治郎はしっかりと気配を消すことを覚えていた。

『これでもう、次の柱のとこに行っていいぞ！』

炭治郎「ありがとうA！！」

悲しくなるなー。

私の究極の癒しが遠くに行ってしまう。

それから善逸、伊之助も次の柱の所に向かうことになった。

『2人とも完璧だ！よくやったな！』

ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

善逸「えへへー！嬉しいなぁぁ！！」

伊之助「…。(ほわほわ…)」

最初から最後まで伊之助は大人しかったな。

まぁ静かでいいんだけど…

少しだけ、騒がしい時の伊之助が恋しくなる。

・

・

善逸「嫌だァ！！Aちゃんのとこにずっといたい！！！」

『またこれかよ…』

伊之助はもう行ったのに、善逸はずっと離れない。

『善逸…早く行け。』

善逸「嫌だ！絶対に嫌だ！！」

もうこれ前回やったじゃねぇかよ。

『また褒めてやるから…』

善逸「え！本当！？」

これが一番楽だ。ただ褒めればいい。

『あぁ。柱稽古が終わったら沢山褒めてやるから。』

善逸「嬉しい！！俺、すぐに帰ってくるから！」

本当に単純な奴。

『頑張れよー。』

そしてようやく、善逸も次の柱の元に行った。

『ふー。結構人数減ったな。』

さすがにあれから数日経つと、

炭治郎達だけじゃなく、他の隊士も次々と次の柱の所に行った。

『あと少しだ。…頑張ろ。』

・