君の事嫌いだ。第2章【我妻善逸】

・第49話 ページ7

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『ホントに来た…。』






善逸「えぇ！！信じでなかったの！？」







『だって、何も聞こえなかったし…。』







善逸「そんなぁぁぁ！！」





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宇髄「A！！」







到着したパトカーの中から、包帯ぐるぐる巻きの宇髄が出てきた。






『宇髄！』






ｶﾞｼｯ!






宇髄「大丈夫か！？怪我は！？」







宇髄は私の肩を掴んで心配そうに聞いた。







『だ、大丈夫だよ。ちょっと腕を切られただけだから。』







宇髄「そうか……。」







そういうと宇髄は安心しきったように笑った。








『宇髄の方が怪我酷いんだから、あんまり無理しちゃだめだよ。』








宇髄「俺は神だぞ？こんな怪我大した怪我じゃねぇよ。」








『いや、その姿で言われても…。』





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それから、警察の人が養母と養父を連れて行った。







養母「本当にごめんなさい、A。」







『…。今度は私から会いに行くよ、“お母さん”。』







養母「っ……！」







宇髄「A…。」







『…きっともう、大丈夫だから。』







宇髄「なんでだ？」








『なんとなく……そんな気がするだけ。』








宇髄「なんだそれ。」









そして、長い長い一日が、終わろうとしていた。








ようやく解放された。








もうこれで私は自由に生きれる。








『…疲れた。』









善逸「橘さーん！俺の手当て終わったよ！腕見てもらお！」









救急員から手当てを受けていた我妻善逸が戻ってきた。








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