君の事嫌いだ。第2章【我妻善逸】

・第66話 ページ25

・









〜善逸side〜









橘さん大丈夫かな…









顔真っ赤だったし、それに……








あの音…橘さんの音だよね…









あんな音聞いちゃったら余計期待しちゃうよォォ！











善逸「はぁー可愛すぎ//////////」









・









・








善逸「ただいまー。……ん？」









あれ…家のポストの中になんか入ってる。









善逸「なんだこれ…」









手紙…？でも、宛名も何も書いてない。









不審に思いながらも封筒を開け中身を見た。









【"お前の大事なもの、奪ってやる。"】









善逸「大事なもの…？」









財布…携帯…？









鞄の中を確認したが、無くなってはいなかった。









じゃあなんだ？









家族…？









いや…じーちゃんと獪岳は家に居るし。









善逸「なんかのいたずらかな…」









ﾌﾟﾙﾙﾙ









善逸「わっ！」









いきなり携帯が鳴って驚いた。








善逸「炭治郎…？」








炭治郎からの電話だった。








どうしたんだろう。








不安な思いを募らせながら電話に出る。








"善逸「もしもし？炭治郎？どうしたの？」"









"炭治郎「善逸！今どこに居るんだ？」"








炭治郎の声はかなり焦っていた。









"善逸「今家だけど…なんかあった？」"









"炭治郎「Aが！知らない男に連れて行かれたんだ！」"









突如、頭が真っ白になった。









"善逸「……は…？今、なんて…？」"









"炭治郎「だから、Aが知らない男に連れていかれたんだ！」"









なんで、橘さんが…？









まさか……









この手紙の大事なものって…









"炭治郎「…善逸？どうしたんだ？」"









"善逸「炭治郎…。炭治郎は今どこにいるの？」"









"炭治郎「俺は今、伊之助と一緒に車の行った方向に向かってるよ。」"









"善逸「それ、どこ？」"









俺は炭治郎から車の方向を教えてもらった。









"善逸「分かった。俺もすぐに行くから。」"









ﾌﾟﾂｯ








一体誰が、橘さんを…？









いや、今そんなこと考えている暇はない。









善逸「待ってて橘さん…すぐに行くから。」









俺は橘さんの元に走った。









・

・第67話→←・第65話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す