君の事嫌いだ。第2章【我妻善逸】

・第65話 ページ24

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『…はぁ…』









やっと心臓が落ち着いた…









なんだったんだ、さっきのは…









心臓の音が早くなって、









我妻善逸がかっこよく見えた。









何かしらの病気か…？









『今度、宇髄に聞いてみよ…』









ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ









『…(何だこの車…)』









スーパーに行くまでの道を歩いていると黒い車が近づいて来た。









なんか…近くねぇか？








『…。』









男「ねぇ…君が橘Aさん？」









立ち去ろうとしたら車の中から男の人が出てきた。









『はい…そうですけど…』







ｸﾞｲｯ









男「ちょっと一緒に来てくれない？」









『っ…い、嫌です。離してください。』









誰だこいつら…









なんで私の名前を知ってるんだ。









過去に殴った奴らか？









男「絶対にいや？」









本当に何言ってんだ、こいつ。









『当たり前じゃないですか。』









男「我妻善逸が痛い目に遭うって言っても？」









は…今こいつなんて言った…？









『あ、我妻善逸…？』









男「そ。…善逸くん。今ね、俺たちが預かってんの。君が来てくれないって言うんなら…。そうだなぁ。…今から電話して殺しちゃおうか？」









『ふ…ふざけんな…なんで、我妻善逸が！！』









さっきまで一緒にいたはずなのに…









男「そういうことで一緒に来てくれるよね？」









我妻善逸が…殺される…









助けに行かないと…









『…っ。』









行くしか…ない……









炭治郎・伊之助「A…！！」









車に乗ろうとした時、炭治郎と伊之助がこっちに向かって走って来た。









『炭治郎…伊之助…？』









なんで2人がここに…？









男「ﾁｯ…邪魔者が来た。早く来い！」









ｸﾞｲｯ









『わっ…！！』









車の中に引きずり込まれる…！









男「早く車を出せ！」









『たんじろ…っ…！』









炭治郎「A！！」









車が猛スピードで加速していく。









男「暴れんなよ。善逸くんを助けたいんならな。」









『っ…！』









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