＃６９２ ページ17
Aside
先生たちは一定の距離は保ったまま、それ以上近づいては来なかった。
出ていってもくれないのだけど…
どうせ、また私が死のうとするからとかそういう理由で1人にさせてくれないんだ。
翔「A…死にたいなんて言わなくても俺らはAのこと助けるよ。」
A「どうせ嘘、だもん…」
翔先生の困ったような顔がちらりと見える。
そんな表情させちゃいけないのに…
ごめんなさい……
今の私の思考回路がおかしいことくらい自分でも分かってた。
分かってたけど、直し方も壊し方も知らないんだ。
A「…もう迷惑かけたくないからさ、出て行ってください……」
私は先生たちに頭を下げてお願いをした。
こんな私、消えてしまえばいいんだ。
死ねば、消えれば…先生たちも幸せでしょ？
智「…本気で言ってんのか？」
智先生の低い声が降り掛かってくる。
怒ってることなんかすぐに分かってしまった。
A「本気だから…。」
頭を下げたままで血が昇るのをヒシヒシと感じた。
でも…本気だってこと分かって欲しいから。
智「…頭上げて？」
さっきと180°違う優しい声に驚いて頭を上げてしまった。
智「そんなお願いされて出ていく医者がどこにいる？」
あーあ…やってしまった…
智先生の真剣な眼差しが私の心臓を抉り出した。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
