＃６８９ ページ14
雅紀side
無事にAを発見して、あとは気持ちが落ち着くのを待つ。
ニノも合流するみたいだしね。
A「どうしてここにいるって分かったの？」
コアラみたいに腰に引っ付きながらか細い声で俺に尋ねる。
雅「松潤がヒント言ってたの思い出したから。第1候補を潰してからここに来たから遅くなっちゃった。」
駅にいないことがわかって、松潤の言ってたことがふと頭に浮かんだ。
第1候補はあの海。
第2候補はここだった。
松潤が『本気で死のうとするかもしれない』って言ってたのを聞いていたから。
ピンポーンっ♪
明るい音色が彼が来たことを知らせる。
雅「あいてるー」
Aの家だけど今はそれどころじゃないみたいだから。
和「はあっ…よかったー無事で。」
A「ごめんね…」
和「んーん、いいの。翔ちゃんと松潤の捜索部隊と病院の方には俺から連絡しておいたから。」
雅「ありがとね。」
俺から連絡するべきだったんだろうけどAを膝の上に乗せた状態で、興奮しそうな2人に電話出来なかったし、大野さんは怒っていそうだからニノに頼んでよかった。
和「今度、ランチ奢りで。」
雅「はいはい。」
ニノはふぅっと息を吐いてAを見つめた。
和「そろそろ病院、戻る？」
A「……まだ。」
和「ん、もう少しだけね。」
『病院』と言う単語が出た途端、Aの腕に入る力が微かに強くなった気がした。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
