＃６８７ ページ12
和也side
ったく…
外来が終わったと思いきやAの捜索が始まった。
翔さんが言うにはそんなに遠くには行っていないだろうって…
潤「…早く探さなきゃ」
和「何か心当たりあるの？」
潤「ないけど…早く見つけてあげなきゃA、死のうとするかもしれない。」
いつになく真剣なその目は本気だ。
智「さすがにこの時間だからね…」
雅「警察に連絡した方が…」
空はもうすでに紫色だ。
すぐに暗くなってしまうだろう。
雅「俺、車で探してくる。」
俺も着ていた白衣を脱ぎ捨ててスマホだけ掴んで外に出た。
雅「俺、駅の方探してくるから。」
和「了解。俺は公園とか近場で探してみる。」
パジャマにUVカットのパーカーで何も持たないで出たならそんなに遠くにはいないはず。
入院患者用のネームタグも付いているし…
すぐに見つかるよ、きっと。
Aは昔から脱走ばっかりなんだから…
でも、潤くんの言葉が引っかかる。
死のうとするかもしれない、なんて…
そんなこと絶対に許さない。
だから早く見つけなきゃ…
運動不足の身体でもAのことを思うと自然に小走りになっていた。
早く…と言う気持ちがどんどん膨らんでいった。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
