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#686 ページ11

Aside

柔軟剤と香水が混じった匂い…

昔からあんまり変わらないから落ち着く。

翔先生はしばらくぎゅっとしてから身体を離した。

翔「いつかは退院しなきゃいけない。桃ちゃんの母親として同じ生活に戻らないといけない。それは分かってるよね?」

先生の真剣な目が痛くて私は地面を見つめていた。

分かっていたって、普通の生活が私にとってどれだけ苦痛なことか翔先生は知らないもん。

翔「Aはそんなに弱くないでしょ?」

A「弱いもんっ…弱いから自傷するし桃にあたっちゃうし、もっと強かったらこんな惨めな人生送ってなかったよ!!」

どうして…こんなにも涙が溢れてくるんだろう…

だから私は弱いんだよ…

翔「A……」

A「触んないでっ!…もう、私のことなんか放っておいてよ…」

翔先生の手を払ってしまった…

こんなに大切な人を…

A「…ごめんっ、」

いたたまれなくなって私は走り出した。

後ろから先生の声が聞こえてくるけど聞こえないふりをした。

もう、誰にも迷惑をかけずに消えたいよ…

あんなに高かった日差しは西の空に傾いていた。

私の好きな赤色だ…

汚い私の中を流れる綺麗なあの色…

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rabbit - 2つに分かれてしまってすみません! (5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです!これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます! (5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます!随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼紗仁真 | 作成日時:2019年5月17日 22時

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