＃７１６ ページ41
Aside
翔先生はいつもみたく笑い声を響かせた。
翔「Aなら大丈夫だよ。今日だって自分の気持ち話せたじゃん。」
A「だって…」
それに、カウンセラーの先生は怖い。
何考えてるか分からないし、そもそも信頼なんかしてないし…
だけど、先生が一緒に居てくれるなら行けるかな、って…
翔「明日からとは言わないけど、近いうち。Aが今日のことちゃんと忘れないうちにね。」
今日のことなんて、胃洗浄からの記憶しかほとんど残っていないのに…
和「お待たせ。ほら、首にあててなさい。」
ようやく戻ってきた和先生は私の首に保冷剤をそっとあてた。
冷たくて気持ちいい…
翔「そんなに泣いたんだから瞼も冷やしておきな。大野さんとかに見られたら俺らが怒られちゃうよ。Aのこと泣かしたのー？って。」
和「そうそう。俺怒られたくないし。」
智先生は滅多に怒らない。
でも、怒る時もある。
それは、私が道を間違えてしまいそうになった時。
それから、大切なものを粗末に扱った時。
今日は粗末に扱ってしまったかな。
智先生が昔言っていた。
『命より大切なものはない。』って。
そんな大切な言葉を私はすっかり忘れてしまっていたのかもしれない。
…もっと大切にしなくちゃね。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
