＃６８０ ページ5
雅紀side
智「ただいま〜」
和「あ、おかえりなさい。」
翔ちゃんの腕の中でぐったりしているAはボーッと何かを考えているように空を眺めていた。
翔「相葉くんに手当てしてもらおうか。」
ああ…また切っちゃったんだ…
仕方のないことだとは分かっているし必要なことだとも思うけどやっぱり悲しくなってしまう。
何よりも俺らじゃなくて痛みに縋ったことが。
雅「ん、手当てしようか。」
A「んーんっ…！」
雅「翔ちゃんに抱っこされたままでもいいから。ね？」
医局の奥のソファーに座ってもらって形だけの手当て。
すでに血は固まってるし、軟膏塗ってガーゼとか包帯巻くとかしかやりようがない。
翔「…寝ちゃった？」
雅「うん、ぐっすり。」
かなり疲れていたのか手当てを受けながらAは小さな寝息を立てていた。
翔「それは良かった。この調子じゃ安定剤投与かなーと思ってたから。」
雅「中途覚醒の可能性もあるかもしれないけどね。」
翔「あー、そっか。」
どちらにせよ寝れたなら良かったのかも。
パニックとか自傷は意外と体力消耗するからね。
雅「翔ちゃん退勤でしょ？代わるよ？」
翔「今日は泊まることにしたから。ありがとね。」
翔ちゃんは愛おしそうにAを抱きしめた。
その姿はまるで親子みたい。
なんて…Aももう立派な大人なのにね。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
