＃６９９ ページ24
和也side
カンファを終えて、もう何回目かの話し合い。
今後の動きを考えたらそろそろ決断を出さないといけない。
翔「…俺はここに残ろうかと思う。」
潤「俺も、ここに残る。ここは絶対に無くしちゃいけないと思うから。」
翔さんの視線が黙ったままの俺らにむく。
雅「…俺は、やっぱり技術を磨こうかと思ってる。行く先はこれから見つけるけど…」
さてと…
和「俺も少しの間、ここを離れようと思ってる。小児精神科の先輩から少し前から誘いを受けていて…ボランティアのこともあるし。」
俺の中に残り続けるいじめの記憶。
Aもそうだけど、幼い時の辛い記憶はなかなか消えない。
だからそっちのケアにまわりたいと思ったんだ。
智「みんな、たくさん考えてくれてありがとう。俺の我儘で、本当にごめん。」
たった1度きりの人生だ。
やりたいことやらないと勿体ない。
自分の人生は自分の力で充実させていかないと。
雅「あっちでたくさん吸収してきてよね？」
潤「ここで待ってるから。」
智「…ありがとう。」
それぞれの道へ旅立つのはまだ先だけど、ひとつの区切りが出来た。
ようやく、心にほんの少し隙間が出来た。
張りつめていた空気はまたいつもの日常に戻った。
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rabbit - ２つに分かれてしまってすみません！ (2019年5月18日 23時) (
レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 蒼紗仁真さんは毎日のように更新してくださっていて、毎日この作品を読むことが楽しみです！これからも無理をせず、お話を書いてください。応援してます！ (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
rabbit - 移行おめでとうございます！随分前からこの作品を読ませていただいておりますが中々コメントができませんでした。ごめんなさい。 (2019年5月18日 23時) (レス) id: 3f2f3af7cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年5月17日 22時
