私を変えてくれたのは5人の先生。RESTART13 (ページ50)

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＃６７５ページ50

和也side

ここに残るのか…ね。

まだ答えなんか出ないけど心の中の小さな灯火に俺はもう気付いてしまっていた。

和「…俺は、もちろん今の現状も満足してるけどこれからのために、この病院のために児童への支援がしたいと思ってる。」

子どもは苦手な方だった。

でも昔からAを見てAと接してきて自分の中の何かが変わった気がしたんだ。

智「そっか。…相葉ちゃんは？」

雅「俺は…」

すでに泣きそうな相葉さんは俺とは違う灯火を揺らしていた。

雅「俺は、総合医としてもっと磨きたい。縫合だけじゃなくてもっと違う技術も知識も…」

声、震えてるじゃん…

でも遠慮ばかりしていた時と変わったね。

翔「まあこれはあくまで今の段階で聞いただけだからまた今後変わると思う。」

今日はとりあえず意見を出しただけで解散。

それぞれの業務に戻った。

潤「ここが無くならなきゃ俺はそれでいいんだ。」

雅「大野さんが戻ってきたくなったら戻って来れるようにね。」

あの人は…絶対戻ってくるよ。

だって、誰よりも患者さんのことを考えてるしスタッフのことも周りの環境のことも…

きっと俺は何年経ってもあの人のこと尊敬し続けるんだと思う。

ただふざけ合っているだけじゃない。

本当は頭が上がらないくらい尊敬してるんだ。