＃４７６ ページ1
Aside
全く動けなくなった私にはもう寝ることしか出来ない。
A「せんせ…翔せんせー…」
静まった病室に私の声だけが響く。
寂しい…
なんであんなことしちゃったんだろう…
死ぬつもりも、もちろん先生を傷つけるつもりも無かった。
それなのに私は死のうとしていた。
馬鹿だよね…
だから昔からみんなにバカだって言われて罵倒されて…
街行く人も学校の人もみんな私のことを笑ってると思っていた。
そりゃ、そうだよね…
大学で習ったけど、その状態を「認知が歪んでいる」って言ったかな。
ずっとそんなことにも気づかなかったんだよね。
本当に、馬鹿だ…
こんなに縛り付けられてるんだから私がやったことはきっと重いこと。
また、罪が増えちゃった。
生きてること、死ねないこと、桃を傷つけたこと、翔先生に怪我させたこと、1人で抱え込むこと…
こんなに悪いんだもん。
死ななきゃ…ね。
死んで償ってみんなが幸せになれるようにしないと。
早く死ななきゃっておもってる。
思ってるんだよ？
なのに…涙が溢れて止まらない。
ねえ、何で？A…死にたいんでしょ？
死にたいのに…
死にたいのに死ぬのが、怖い…
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ruki - 初めまして!この作品を最初から読みました!すごく感動した作品です! これからも頑張ってください (2019年2月8日 11時) (
レス) id: 2c11055f1a (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - このシリーズ、最初からずっと見てました。まだスマホ持ってない時から、親のPCでこっそり…笑 やっとコメントすることができて嬉しいです。更新ゆっくり待ってますね。 (2019年1月28日 6時) (レス) id: 6d8eff4e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年1月10日 17時
