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＃１７４ ページ48
Aside
久しぶりの楽しい時間ももうすぐ終わってしまう。
A「雑貨屋さん、寄りたいな…」
潤「了解。」
先生が車を走らせたのは昔からお気に入りの雑貨屋さん。
桃にプレゼント買っていってあげたいなと思ったの。
入学祝いじゃないけど…せめて、ね。
潤「ここで待ってるからゆっくり見ておいで。」
A「ありがと。ちょっと行ってきます。」
懐かしいそこに私のお目当ての品が置いてあった。
小学生になるからいくつかの文房具とうさぎのチャームを購入して車に戻る。
A「お待たせです。」
潤「よし、帰ろうか。」
桃、プレゼント喜んでくれるかな？
入学式の日に渡せたらいいな…
A「ねえ、入学式の日一時退院とか外泊とか出来る？」
潤「あーもうすぐだもんね。帰ったら翔さんに聞いてみようか。」
2週間後、桃は小学校に入学する。
小学校の入学式は人生で1回しかない。
だからこの目に焼き付けたいんだ。今までの分も含めて。
翔「おかえり〜どうだった？」
A「楽しかったよ！あのさ桃の入学式出席したいんだけどいい？」
翔「何事もなければ大丈夫。」
私はこの時、出席できると確信していた。
そう、この時までは……
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
