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＃１７１ ページ45
翔side
Aを懇親会に参加させてみることにした。
きっと桃ちゃんが小学校に入ったら保護者会とかでこういうことがあるから。
少しでも普通の生活が送れるように練習させる。
まだ他の人と一緒は無理みたいだから雰囲気だけでもね。
智「はい、お茶とお菓子。足りなくなったら声掛けてね。」
大野さんはこの会の中心人物だから大きなテーブルで色んな人と情報交換している。
ああいうこと苦手だろうに…
A「今日、楽しかった…」
翔「Aは器用だもんね。毎月やってるみたいだから今日みたいに調子いい時は参加してみようか。」
本当に…忙しいだろうに毎月時間を設けてるのがすごいよ。
A「先生、油絵習ってたってほんと？」
翔「誰から聞いたの？」
A「和先生が言ってた。智先生が月謝の無駄って(笑)」
俺がいない間に何を吹き込んでるんだか…
でも楽しめてるみたいで良かった。
心の安定にも繋がってるみたいで表情もかなり穏やか。
A「次は何作るんだろうね。」
翔「そのうちすごいもの作り始めたりして(笑)」
Aの宝物がこれからたくさん増えていってほしいな。
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
