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＃１３９ ページ13
Aside
あれから数日経って、今日は由人さんと桃が来てくれる。
ずっとこの日を待ってた。
私の状態も安定してきて病室も前の病室に戻って先生同伴なら面会も可能に。
翔「顔、強ばってるよ。緊張してる？」
そんなの緊張するに決まってるじゃん…
翔先生は私の心の声を汲み取ってくれて頭をそっと撫でてくれた。
もし、桃が私のことを拒否してしまったら…
由人さんに離婚を切り出されたら…
どうしようか…
コンコンッ
ついに来た。
ガラッ
でも私が思っていたよりもいい結果で。
桃「ママっ！」
A「桃…」
桃は私の姿を見つけるとすぐに抱きついてきた。
だから私もギュッて抱き返すの。
A「ごめんね…辛い思いたくさんさせて…」
桃「あのね！ランドセル！ママもいっしょにえらぼ？」
A「一緒に選ぼうね。」
なんで…私はこの子の笑顔を奪ってしまったんだろう。
何より大切なこの子のことを…
桃「ママ…いたいの？」
A「えっ？」
頬に触れると自分が泣いていたことに気づく。
A「うん、痛いよ。桃が大事だから桃のことを思うと胸がギューってなるの。桃が大好きだから。」
桃「桃もママのことだいすきだよ！」
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
