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＃１３３ ページ7
Aside
しばらく和先生と話していたら和先生が呼び出しをくらってまた病室に１人。
そんな時ふと思い出すんだ。
桃が生まれた日のこと。私が母親になった日のこと…
私の小さな体の中に入っていたから窮屈だったのか大きな産声をあげて生まれてきてくれたこと…６年経った今でもちゃんと覚えてるの。
あの時、ちゃんと決めたんだよ？
お母さんみたいにはならないって…
大きな愛情で育ててあげるって…
それなのに…
今の私は何も出来ていない。
それどころかお母さんと同じことを繰り返してるだけじゃん…
智先生に言われたでしょ？
負の連鎖を止めないといけない、って。
それなのに…っ！
今の私は母親である資格なんか無い…
桃、ごめんね…
ちゃんと愛してくれるお母さんじゃなくてごめんなさい…
A「ごめん…なさい……」
もしこの抑制帯が無ければ今頃私は何をしていたんだろうね…
未遂？自傷行為？
何をすれば私の罪は償われますか…？
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
