青春アサガオ２ (ページ27)

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廉「はぁ？ほんまになにしてるん！？」

…キャンプファイヤーも終わって、みんなが文化祭のための準備をばばばっと片付けているころ。

…俺は、1人Aを探して彷徨ってるわけやけど。

…なんか、代表のくせにさっきから見当たらないらしい。

廉「え、それでどこ行ったん？」

「えっと…確か、別館にギター置きに」

廉「嘘やん…遠っ」

めんどくさすぎるわ！！

と心の中で悪態をつきながら、教えてくれた女子にお礼を言って教室を出た。

…しゃあない…

行くか、別館。

_____________

廉「…は？Aは？」

…別館、軽音部の部室前で立ち尽くす俺。

確かに人はおるんだけど…

Aがおらん。

「あ、Aちゃん？あの子なら、さっきマイク置きに倉庫行ったけど」

廉「…はぁぁ？」

嘘やん…！！！！

とおっ！！！

ほんま、アイツなにしてんねん。

この俺が探してるんやからじっとしてろ～！！！！

ぁぁぁ！と叫び出しそうなのを抑えて、倉庫に向かった。

__________

廉「…えーっと、なんでおらんの？」

…いない。

…いない！！！

倉庫におらんっ！！！！

廉「なぁ！！如月A来たやろ！どこ行った？」

近くにいた名前もよく知らない奴に話しかける。

「え、えぇ…！

…あ、なんか会議室に忘れ物した～とか独り言言ってたような…」

…はぁ。

廉「…分かったわ。ありがと」

…ほんま、なんやねんアイツ。

頼むから動かんでくれ。

てか…会議室に忘れ物とか、絶対しとらんやろ。

アイツ、なにを考えてるん…？

廉「っはぁ…」

もう、ここまで振り回されたら黙ってられんな。

こんだけ探し回らされると、どうしてもどうしてもアイツに会いたくなってくる。

小走りで、会議室に向かった。