west×Music Parodexi 3 ※BL

9. yellow side and orange side ページ10

「淳太さん!?...えっと...」




俺は鍵を閉め、照史さんに近づく。



こちらを向く照史さんの頭の後ろに手を回し、口付けをする。



照史さんの肩が大きく震えたのが分かったが、気にせず口を離さない。


舌を無理やり唇の中に入れ、歯をノックする。


数回ノックすると、歯がゆっくりと開く。



ゆっくりと、照史さんの震えた手が俺の頭の後ろに回る。



トイレの狭い個室に響く艶かしい水音は、俺の心拍数をどんどんあげていく。



息が苦しくなり、名残惜しく口を離す。



息が上がり、肩が上下する2人


無言で見つめ合い、また惹かれ合うようにどちらからともなく口付けを交わす。









自分で決めた境界線を


気持ちがとっくに越えていたことなんて、気づいていた。




汚く染まった、歪んだ体を



埋めるのはもう、あなたしかいない。





あなたと身体を重ねた夜は、死ぬほど後悔している。



その後悔を、全て幸福に変えてしまうほど



あなたで狂い出した俺を、快感で呼び覚ましてほしい。





蝶のように、俺がどこかへ飛んでいってしまわないように



俺を閉じ込め、束縛するように



今夜も俺の右肩に、あなたの唇が触れる_____









蝶のようにひらひらと飛んで



気づいたらどこかに飛んでいってしまうようなあなたを



離さないように、逃がさないように





今夜もまた、右肩の蝶に口付けを。









To be continued...?






♪ 右肩の蝶

♬のりP

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